お米にカビが生える原因は?

適切な対策で防止しよう!

ご飯ではなくお米の段階からカビが生えることがあります。カビが生えると食べられなくなるので、未然に防ぎましょう。それには高温多湿を避けつつ、保存方法を工夫してみてください。

今回はお米をカビから守りたい方のため、その原因を解説します。以上を踏まえて、予防法をまとめました。こちらを読みながら、カビ対策を実践してみてください。

1. お米にカビが生える原因は?

米にカビが生える原因は主に2つです。高温多湿な場所と、水分が多すぎる状況です。とくに両方の条件が揃うと、カビが出やすくなります。お米が汚染される原因を、以下で見ていきましょう。

1-1. 高温多湿な場所に置いている

お米は高温多湿な場所に置いていると、カビが生えやすいといえます。とくに梅雨や夏場は要注意です。温度や湿度が高くなりやすいため、食材が傷むリスクがあります。決してこうした場所には、袋ごと米を置かないでください。
たとえば温度は25~28℃で、カビが出やすいといえます。湿度は70%以上からカビのリスクがともない、80%に達すると爆発的な繁殖に注意です。以上から高温多湿は、カビが棲みやすいといえます。
カビからお米を守るには、適切な温度と湿度を考えながら保管してください。

1-2. 水分が多すぎる

水分が多すぎても、カビの原因になります。お米の場合、その含有量が17%を超えると生えやすいのです。湿気だけでなく水の含みすぎも、カビを寄せつけてしまいます。
たとえば流し台の下に米を置くのは避けましょう。日常生活で水を使っている影響から、湿度が高くなりやすいといえます。また漏れた水が米袋にかかるリスクにも注意です。こうした状況が、カビを引き寄せてしまいます。
お米の保管は、高温多湿に限らず、水の多いところも避けてください。水のかかったところを中心に、カビが繁殖しやすいからです。

2. カビが生えたお米の見分け方

カビが生えたお米は、見た目や手触り、ニオイで見分けられます。たとえば見た目では、表面にあやしい色の細かい粉が出るでしょう。その色は緑や黒、茶色などさまざまです。米研ぎのあとに水が茶色や黒ににごる場合は、カビを疑ってください。
手触りでは、お米がサラサラしないと要注意です。カビの生えたお米は、湿気のせいでしっとりすることがあります。処理前の妙なしっとりは不快感をともない、米が傷んでいるサインです。うっかり炊飯器に入れないためにも、洗う前の確認をしてください。
ニオイでは、カビ臭さや酸っぱさなどに要注意です。そのまま炊飯器に入れると、炊き上がりのニオイもよくないでしょう。この場合は食べずに捨ててください。

カビが生えたお米は、通常よりも見た目や手触り、ニオイが違います。うっかり炊飯器に入れたり、食べたりしないためにも事前確認が大切です。

3. カビが生えたお米はすぐに処分

お米にカビが生えたら、すぐに処分してください。お米の表面に限らず、内部にもカビ菌が生まれているからです。そのため水洗いでは除去できません。
またお米のカビを見つけた場合、加熱処理もやめましょう。カビが生んだ毒素は、熱を与えても消えません。加熱後に食べると、食中毒のリスクがあります。
自分や家族などの健康を守るためにも、カビの生えたお米は袋ごと廃棄しましょう。

4. お米をカビから守る保存方法

お米をカビから守るには、風通しのよい場所に置いてください。また保冷米びつによっても、害から守れます。カビ対策の例を、以下で見ていきましょう。

4-1. お米は風通しのよい場所に保管しよう

お米は風通しの良い場所に置いてください。また直射日光を避け、涼しい状態がベストです。おいしく保管できる温度は15℃が相場になります。また野菜室も庫内が乾燥していて、7℃~10℃に保たれているため、お米の保管場所にふさわしいでしょう。
どうしても日陰しか置く場所がないご家庭もあります。その場合も湿気がこもらない場所を選んでください。たとえば水回りから離れた場所などは、湿度が上がりにくいでしょう。

お米をカビから守るには、保管場所が大切です。日ごろから風通しの優れた場所を使ってください。

4-2. 保冷米びつを使う

お米を守るには、保冷米びつを使ってください。保冷型なら、最適保存温度の15℃前後を守れるからです。専用の入れ物に入れれば、うっかり放置するリスクも防げます。
保冷米びつは、カビ対策以外のメリットにも注目です。冷気漏れや湿気、細菌などから米を守れます。定期的な丸洗いによって、内部をきれいに保てるでしょう。
お米の安全を守るために、保冷米びつへの保存も考えてください。

5. まとめ

カビはお米にとっても大敵です。とくに高温多湿や、水の多い状況だとカビが繁殖しやすいといえます。一度カビが入ると処分を余儀なくされますし、うっかり食べると食中毒のリスクがあります。
このような事態を防ぐためには、適切な保管方法を考えてください。風通しのよい場所を選ぶか、保冷型の米びつに移しましょう。適切な保管や管理によって、おいしいお米を守れます。
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