炊き方の注意点

胚芽米

胚芽米を炊く下準備で一番の注意点は「研ぎ方」です。

白米同様に研ぐと、せっかくの胚芽が取れてしまいますので、軽くかき回す程度にしてください。
また、胚芽が付いていますので、その分ごく僅かに多めの水加減になります。後は白米同様の炊き方となります。

分づき米を炊く

分づき米は、精米具合によりお米の浸水時間が変わります。経験則でいえば概ね3~4分づきを境に玄米に近ければ長く、白米に近ければ白米と同等の時間になります。

水加減も同様に、玄米に近ければ多めになり白米に近ければ白米同等ということになります。
炊き上がりの具合をみてお好みで調整してください。

最近のIH炊飯器は性能が向上しているため、モードの変更だけで美味しく炊けるようにプログラムされています。計るお米の量と水加減さえ間違わなければ、浸水時間の調整で美味しく炊くことができます。

「玄米・分づき米ごはん」を美味しく

ポイント

若干の塩を入れて炊く

「ごはん」に甘みも感じられるようになります。
理由は、もともと玄米にはカリウムが多く含まれてます。分づき米も玄米に近い程、独特の苦みが少し出ることがあるため、塩に含まれるナトリウムで中和させることにより、より美味しく炊き上げることができます。

もち米を3%程度入れて炊く

粘りがでて飽きずに食べられます。
白米に比べてごはんが少しパサツキぎみになりますので、それを補うために使用します。但し、もち米を加え過ぎると(5%以上)ごはんが冷めた時は特に硬くなりますので程々にということです。その他にも小豆や雑穀を一緒に入れて炊くなどの工夫があります。お好みになりますが、挑戦してみてください。

ごはんの保温と保存について

「分づき米・胚芽米ごはん」の保温と保存は精米加工の特性上、普通のごはんとは異なります。
精白米に比べてヌカ層を残しているために、電子ジャーでの保温時間は白米同様(5時間程度)に維持できません。

温かいうちに・冷蔵・冷凍処理をして、食べる量だけレンジで温めた方が美味しくお召し上がりいただけます。
夏季は外気の暑さも手伝って早く傷みがでますので特に注意が必要です。